今日は珍しく我が妻の話。
うちのかみさんは保育園で働いています。保育園ですが、その中にある子育て支援施設の職員として、乳幼児とその親の交流や悩み相談を受けるなど、地域で子育てを支える仕事をしています。
昨日その施設に来たあるお母さん、「私は子育てがうまくできない。自信が無い。」と言っていたそうです。その方のお子さんは少し自閉症の傾向がみられたようで一度専門の方に見ていただいたほうがいかがかと少し前に案内をしたそうで、そんな事も原因にあるようです。
かみさんに「なんて言ってあげたの?」と聞くと「『大丈夫だよ。仕事もやりながらこんなにがんばってるじゃない。』って言ったけど・・・」とのこと。
私がなぜ「なんて言ってあげたの?」と聞いたかというと
同じ台詞をかみさんも時々言うからです。全く同じじゃないけどそんなような意味のことを言うことがあります。だから同じ悩みを持ってるお母さんにどんな返答をするのか気になったのです。
相談する側も相談される側も子育てに自信がない状況、そりゃ自信なんてみんな無いですよね。ただ、お母さんは子供に接する時間も長く、つらい思いやうまくいかない思いをたくさんするから、余計に自分の子育てがいけないんだと自分を責めてしまうんだろうと思います。
そんな時、私は「大丈夫だよ。子供達しっかりいい子で育ってるじゃない!」というのですが、どうも説得力に欠ける気がします。子育ての大部分を任せている私が何言ったって説得力はありません。
そういう意味では同じ子育てをやりながら同じ思いをしながら同じ母親としての悩みを聞くというかみさんの仕事は大切な仕事なんだと改めて感じました。
「こういう話をきいたり、悩んでいるお母さん達の為の施設をやろうかしら」
今の施設もそういう意味で作られたと思うので別の施設を作る必要は無いと思いますが、子育て中のお母さんにとって足りていないこと、今もっと必要なことが少し分かったようなかみさんの言葉をとても心強く思いましたし、応援したいと思いました。