昨日の市P連(市ピー連じゃないよ)会長研修で、市の教育部長の講演があり、浜松市が目指す教育の話をうかがいました。大まかに言うと『自分らしさ』を育む教育を市民総がかりで目指しますよというものだと理解しました。
『自分らしさ』『自己肯定感』のある子供を育むために学校や家庭や地域などそれぞれが目指す姿の提示もあったのですが、目指す家庭の姿はこのとおり。
・子どもに深い愛情を注ぐ家庭
・笑顔あふれる家庭
・子育てに責任を持つ家庭
とても素晴らしいんだけど、実際難しいよね。
というか、各家庭がみんなこういう家庭であったら子どもももっと画一化して『自分らしさ』なんてなくなるんじゃないかとも思っちゃって。
子どもたちの『自分らしさ』を育むには、まず各家庭の『ウチらしさ』を育む必要があるんじゃないかと。
だって、親なんて毎日試行錯誤して子供と向き合ってて、「これで良いのかな?」「こんな親じゃだめだな・・・」なんて考えながら、でも日々をまわしていかなきゃならなくて、笑顔はかりではなくて、怒ったり怒鳴ったりする自分がいやになったりもするだろうし、隣の家庭をうらやましく思ったり、子供達に申し訳なく思ったり、その繰り返しでしょ。
「我が家はこれで良いんだ!」ってずっと胸張っていえる強い家庭ってそうそう無いと思うんだよね。でも我々親がもう少し自分の家庭に、それこそ「自己肯定」しないと子供たちにも「お前はそれで良いんだよ」なんて言えないと思うのだけれど。
この目指す家庭の姿には程遠くても、だけど子どもたちは立派に育ってくれてるし、「それで良いんだよ」っていう安心感を持たせるような『家庭のフォロー』、『親のフォロー』をする方法も必要なんじゃないかと思いました。一人親の家庭はもっとそうだろうし。
『自己肯定感』のある家庭から『自分らしさ』を発揮できる子どもが育まれるのではないかと。
そんな今までに無い考えや思考を持てるのも、会長さんをやらせてもらったメリットかと思いました。
(まとめたなぁ~)